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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lonesome
15
明治時代から昭和十年代までのマッチのラベルが載っているのだけれど、大宰治の「晩年」が出版されたのが昭和十一年ということで、戦前の時代背景に想像をめぐらせてみると、当時の人たちはこの素敵な絵が描かれたマッチ箱をどんな気持ちで使っていたのだろうかと興味を持った。当時マッチのラベルは広告媒体の役目をはたしていて、現代の自分の目から見たらレトロでオシャレだし色使いもシックなのもあればビビッドなものもあって手に取って集めたくなってしまうけれど、当時の人たちもそんなふうに感じて収集してた人もいたのかな。2016/03/18