内容説明
本書は、過去10年の開発の成効と失敗を検証し、「ミレニアム開発コンパクト(協約)」という目標達成のための大胆な行動計画を示している。このコンパクトでは、目標を達成するために進展の速度を加速していかなければならない国々のために、6つの政策分野における行動を具体的に示している。また、援助国がさまざまな機会に約束してきたにもかかわらず、これまで実行されてこなかった開発資金の増額について、このコンパクトでは、途上国がミレニアム開発目標(MDGs)を確実に達成できるよう、大幅な増額が必要だと説いている。
目次
第1章 ミレニアム開発目標
第2章 目標達成のための優先課題
第3章 成長の構造的障壁を乗り越える―目標を達成するために
第4章 保健医療の改善と教育の普及のための公共政策
第5章 民間による資金供給と、保健医療、教育、給水事業
第6章 持続可能な環境を確保するための公共政策
第7章 ミレニアム開発目標達成のために草の根支援を結集する
第8章 慈善ではなく政策で―ミレニアム開発目標の達成に向けた富裕国の役割
著者等紹介
横田洋三[ヨコタヨウゾウ]
中央大学法学部教授
秋月弘子[アキズキヒロコ]
亜細亜大学国際関係学部教授
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