内容説明
世界第2位の大豆生産王国に成長したブラジル。その起爆剤となったのは、20年にわたる日本の国際協力プロジェクトだった。農民、プロジェクト関係者、穀物商社、環境保護活動家らに丹念に取材し、ブラジルの農業フロンティア形成をダイナミックに描く。『甦る大地セラード』の姉妹編。
目次
はじめに セラードとは
第1章 パイオニアの源流
第2章 揺籃期の立役者たち
第3章 ミナス・ジェライスの光と影
第4章 大豆フロンティアは北へ
第5章 したたかさを競う銀行と農民
第6章 起業家と輸送革命
第7章 ガウショとニッケイ―南部人たち
第8章 国際競争を制するのは
第9章 アマゾン熱帯雨林をめぐる駆け引き
第10章 ナショナル・プロジェクトの総決算
おわりに 無秩序の秩序