内容説明
同人たちの「記念碑」に贈る言葉。同人誌「裸木」に発表された各同人の作品を叢書、新書、文庫の形にまとめたものを、主宰者は“記念碑”と呼ぶ。これまでに発行された作品集それぞれに「異人同士」が「同人同士」になった“証”として、序、跋、解説の形で贈る言葉15篇―。
目次
飯塚哲の二つで一つの世界(望郷遥か力道山)
森田和子の単純で複雑な世界(角度の問題)
十亀有信と中宮詢が輝く世界(雨の季節に)
栗原正義の熱く流れる優しさの世界(懐かしの街)
芦川喬の暗い、しかし澄みきった世界(捨てる)
弊洋明が静かに見つめる自然と人間の世界(南氷洋に鯨の潮を追う)
曼荼羅の宇宙に輝く丸山あつしの世界(曼荼羅の宇宙)
西川治嘉の決して失われない男の世界(白玉蘭)
自立と矜持に満ちた志田幸枝の世界(人色多色)
焼野の水脈に道しるべを築く石川皓勇の世界(焼野澪標)
神農基貴の情熱と自省の世界(イン・ザ・ポーチ)
溢れ出る幾千の水脈仲本淳(幾山河を越えて)
不屈の精神を貫く仲本淳の世界(迷史笑論)
序 三つの”真実”に生きる人宇田禮(そろそろ戦争の準備をはじまますか?)
跋 凝視と純情のドラマ竹川弘太郎(わが遺言詩集)
著者等紹介
鳥居哲男[トリイテツオ]
1937年(昭和12年)京都市生まれ。國學院大學文学部国文科卒業。新聞社、出版社勤務の後、フリーのエディター・ライターとして活躍。同人誌「裸木」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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