内容説明
戦後の詩の世界に警鐘を鳴らしつづける!金子光晴門下の鬼才、42年ぶりの新詩集!名作「春の葬送」で、今どきの“詩の世界”に訣別した詩人・竹川弘太郎が万感の思いを込めて放つ“蘇生”の詩と、師・金子光晴に捧げる渾身のオマージュ。他に代表作、訳詩、詩を志す人々に贈るメッセージを収録。
目次
プロローグ
遺言詩篇
拾遺詩篇
訳詩片々
わが師に捧げる頌歌―狂骨の詩人 金子光晴
エピローグ
遺言状代わりのあとがき
著者等紹介
竹川弘太郎[タケガワコウタロウ]
昭和9年信州岡谷市生まれ、父親は神職、遠祖は諏訪大社大祝。昭和32年中央大学法学部卒業。昭和37年金子光晴に師事。昭和39年詩誌「あいなめ」を金子光晴、松本亮、桜井滋人、新谷行、金子秀夫、暮尾淳らと創刊。以後「原形」、「地球」、第二次「あいなめ」、「裸木」の同人に参加する。昭和45年詩集「ゲンゲ沢地の歌」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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