アイデンティティと戦争―戦中期における中国雲南省〓西(テンシー)地区の心理歴史的研究

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784906302147
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0021

内容説明

日中の歴史の共通認識に基づき教育支援を通じた未来の共同的創造を展望する。

目次

序章 調査研究の基本的枠組み(課題としての歴史の共通認識と共通教育;日中の歴史認識と歴史教育における作用と反作用 ほか)
第1章 研究の対象と先行研究(戦争を認識するために―対象としての構造的暴力;対象としての雲南省〓西地区―日本から遙か遠く離れて ほか)
第2章 〓西地区における侵略戦争と抵抗(雲南における戦闘の特質;〓西地区におけるジェノサイド―暴走するタナトス ほか)
第3章 アイデンティティ形成における戦争認識の問題―歴史の共通認識と未来の共同的創造(国境を越えた元皇軍「慰安婦」支援;国境を越えた教育支援と未来の共同的創造)

感想・レビュー

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梅子

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日中戦争における雲南の日帝軍侵略について、「人間の条件」を満たさない日帝軍への批判を記した著書。雲南一帯は少数民族が非常に多い地域で、元々構造的格差が存在した地域に、日帝軍による構造的暴力=三光作戦に代表される虐殺・輪姦が持ち込まれた。住民からは股裂き等生々しい証言があり、また"慰安婦"として強姦された女性の悲痛の証言が刺さる。一方で殊更に軍の優秀さを強調したり、慰安婦の存在を認めない元日本軍人の発言も対比されている。果たしてどちらがより「人間」なのか、問いかける。アウシュビッツ平和博物館で購入した。2020/09/27

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