目次
社会主義の現状をどう考えるか
企業社会のひずみ―過労死問題
資本主義と社会主義の現実から学ぶ―国家にも企業にも支配されない真に自由な社会をめざして
シンポジウム 「どこへ行く社会主義と資本主義」が開かれるまで
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
1
1990年4月25日発行。ベルリンの壁崩壊の翌月、京都でおこなわれたシンポジウムの記録。山口正之、森岡孝二、大西広の三氏の発言を収録。再読だが、新たな発見もあった。山口氏によるレーニンの引用「(国名に社会主義をつけたのは)社会主義実現というソビエト権力の決意を示すためであって、現在のソ連が社会主義を実現しているという意味では全くないことを誰一人疑うものはなかった」。森岡氏が引用した1986年版労働白書の指摘「時間外労働の割増率(当時は25%)を62.9%以上に上げないと、企業は残業に依存したほうが有利」。2016/04/01
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