内容説明
ホクナリンテープが発売されてから3年が経過し、β2刺激薬の中心的役割を担うようになったが、β2刺激薬としては世界で初めての貼付剤であり、その使用法および効果について十分に理解されていないケースもあると思われる。そこで、今回、第一線で活躍中の先生方に、喘息やCOPDの治療におけるβ2刺激薬の位置づけとホクナリンテープの効果的な使用法およびそれ以外の疾患における臨床応用についても紹介する。
目次
概説 β2刺激薬(β2刺激薬の基礎;β2アドレナリン受容体遺伝子多型とβ2刺激薬の有効性;剤型によるβ2刺激薬の利点と欠点:DDS;短時間作用性β2刺激薬;長時間作用性β2刺激薬)
臨床1 喘息におけるβ2刺激薬(ガイドラインにおける位置付け;使用の実際)
臨床2 COPDにおけるβ2刺激薬
臨床3 その他の使用法(咳喘息;麻酔科)
まとめ(座談会・β2刺激薬の将来と今後の課題)
著者等紹介
宮本昭正[ミヤモトテルマサ]
東京大学名誉教授
井上洋西[イノウエヒロニシ]
岩手医科大学第三内科教授
西間三馨[ニシマサンケイ]
国立療養所南福岡病院院長
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