著者等紹介
バトゥー,エリック[バトゥー,エリック][Battut,Eric]
1968年、フランス生まれ。リヨンの美術アカデミーで絵画を学ぶ。「ペローの青ひげ」(文/シャルル・ペロー、訳/池田香代子)、「めぐる月日に」(訳/谷内こうた、ともに講談社)で2001年プラチスラヴァBIBグランプリを受賞
たなかなおと[タナカナオト]
田中尚人。1962年、東京生まれ。数社の出版社、フリー編集者を経て、現在グランまま社の編集長。絵本出版のかたわら、仲間とともに「パパ’S絵本プロジェクト」を結成し、父親による読みきかせを提唱して全国各地で講演活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
21
のら犬ヨハンは、何でも身につけてしまう素晴らしい犬でした。 どうしてのら犬だったのかわからないくらいにりっぱな犬でした。 次々と身につけた技や力に飽き足らないヨハンが、探し求めていたものは何だったのでしょう。 ありきたりで、でもとても大切な幸せこそ、何よりも探していたのですね。 のら犬ヨハンはただの普通の犬になってしまったけれど、それで良かったのですね。2023/01/05
Cinejazz
14
絵本作家エリック・バトゥ-作による<野良犬のヨハン>は、捕獲され檻の中に閉じ込められて 「こんな暮らしはもう嫌だ! イヌに出来ることを全部やってみよう。 僕は世界一幸せなイヌになるんだ!」と胸に誓ったのでした。 やがて、可愛がられる利口な飼犬を皮切りに、牧羊犬、貴族の猟犬、警察犬、競争犬、サ-カスの曲芸犬、老人夫婦の番犬など、イヌに出来るあらゆることを身につけたのでしたが・・・いままで嗅いだことのない、いい匂いのする<白いイヌ>を前にして 「どうしたらいいのか、ちっとも分からない」 ヨハンでした・・・。 2022/04/17
ochatomo
13
スイスの絵本 『いぬにできることをぜんぶやってみよう』 やって見つけたものは…佐野洋子さんの絵本を思い出すよう 訳は田中尚人さん(父親による読み聞かせを提唱) 原題“SMART JOHN / Der Schlaue Jochen” 元本2007年 2009刊2020/04/15
退院した雨巫女。
10
《書店》学んだり、生き甲斐を見つけても、探してたのは、愛だったんだね。2013/05/19
noko
4
絵本ですが、ストーリーは結構深くて、哲学的でした。ヨハンが色んな場所で、色々身につけていくけれど、最後は何が大切か教えてくれる本です。二歳児には難しかったみたい。年長さんとか向けかな。2017/05/10