著者等紹介
シーガー,エリザベス[シーガー,エリザベス]
多年にわたり米ニューヨーク市で歴史及び文学を教えた。1969年英国のハリ・プラサド・シャストリの英訳による「ラーマーヤナ」の一部を、ロンドンのシャンティ・シャダン社の許可を得て使用、この一書を米国で出版した。後コネティカット州ブリッジウォーターに在住
鈴木成子[スズキシゲコ]
1943年秋田県生まれ。秋田大学学芸学部美術科卒業。小学校、中学校で、図工・美術を教える。一九七〇年代の初めにインドを放浪。インドの風土・歴史・文化・生活に魅せられる。通算一〇数年、ムンバイ、パトナ、デリーに住む。現在、小平市に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
不見木 叫
11
マハーバーラタと並ぶインド2大叙事詩。ヴァールミーキー版を読む前に大筋を理解するために読了。西遊記、桃太郎、天空の城ラピュタの元ネタとなる作品。児童書であるため慣れぬ名前が多いにもかかわらず読みやすかった。2017/02/28
さとちゃん
2
児童書として整えられているのでダイジェスト版感はありますが、物語のもつ大きさは良く伝わってきます。漢字に総てルビが振ってあるのも素敵なところ。せっかくルビを振るのだから「庵」も平仮名ではなく漢字表記にして欲しかったな。2019/07/13
エリオちゃん
1
面白かったけど、最後の1ページでこれがどんな物語か思い知らされた。 マハーバーラタも読んでみたくなった。2019/01/19
パキス
0
ラーマーヤナのウィキペディアでは全く違うラストでした(ちょっと衝撃的)。2022/01/03
Mako
0
最初は、それがしとか御身とかの言葉が行き交う会話文に馴染めなくて、読み進めるのに時間がかかったけれども、最後まで読んでみると、やはり面白かったの一言に尽きる。ラーマとラーヴァナをはじめ、登場人物のなかのほとんどどの人もそれぞれの立場からきちんと相手に義を尽くそうとしている姿が良い。神の血筋で力がすごく強かったりする人もいるんだけど、そういう人も徒らに力を使ったりするわけではなくて、他の人を思いやっていたり、その人なりに困難に見舞われていたりするところが、誠実に人生を描いているという感じで素晴らしい。2017/07/30