五柳叢書<br> 『注文の多い料理店』考―イーハトヴからの風信

五柳叢書
『注文の多い料理店』考―イーハトヴからの風信

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784906010684
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0395

内容説明

宮沢賢治とは誰か、イーハトヴとは何か。やわらかなテクストの襞に織り込まれた、はじまりの風景。賢治という神話との、やがて訣れへと向かう、しばし戯れのプロローグ。

目次

イーハトヴを探して
郵便脚夫の身の上について
「どんぐりと山猫」考 おかしなはがきから
「狼森と笊森、盗森」考 粟餅の力をめぐって
「注文の多い料理店」考 消費、読書そして食べること
「烏の北斗七星」考 修羅としての烏たち
「水仙月の四日」考 斜行する交換糸
「山男の四月」考 あいまいな生のかたち
「かしはばやしの夜」考 かしはばやしで見上げた世界
「月夜のでんしんばしら」考 佇立する少年〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

金目

1
宮沢賢治生前唯一の童話集「注文の多い料理店」についての研究書。思いのほか賢治さんが、近代という時代を書いていたということが分かり、驚く。イーハトーブという理想郷が、いまだに存在意義しえないことを、きっと誰よりも痛感していたんでしょうな。月夜の電信柱が書かれた当時、花巻に汽車と電車合わせて3路線が存在したことに驚き。あと、やっぱり賢治さん猫嫌いなんだwそんな気はしたんだ。個人的にはかしわばやしの夜がお気に入り2016/05/14

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