内容説明
九州脊梁山脈を水源に、西流して有明へ、不知火の海へと蛇行する河川群。西海道枢要の、この歴史ある大地に、潜在する活力はなにか。熊本の核心。
目次
第1部 研究会報告(永青文庫と肥後;地域遺産とまちづくり―安心院(大分県宇佐市)のグリーンツーリズム)
第2部 肥後(熊本)の歴史と文化(肥後探訪;松崎慊堂・木下〓(い)村・岡松甕谷―安井息軒と肥後の儒者たち
肥後の儒学者―時習館と横井小楠を中心にして
明治初年の井上毅―伊東氏所蔵の新史料紹介
熊本のキリスト者―熊本バンドを中心に、岡山のキリスト者との関係を念頭に置いて
小泉八雲の二つの日本―彼はなぜ熊本を去ったのか
高群逸枝と平塚らいてう―元始女性は太陽であったか
肥後・熊本のめがね橋架設考
明治の熊本―党派対立の諸契機
熊本城四〇〇年と熊本ルネッサンス県民運動
熊本の伝統工芸
日本の茶道と肥後古流)
第3部 日本の地域文化(地域社会とコミュニティ―新明正道の地域社会論から)
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