内容説明
これは、アルツハイマー型老人性痴呆症患者の、発病から現在に至る１５年間の在宅介護の記録です。在宅介護の成功例でも、美談でもありません。痴呆行動の限りを尽くしたところで余病を併発し、行動も言葉も表情も失って、寝たきりにならざるを得なくなった過程を、事実に基づき克明に記し、同時に、介護者の心の内を披瀝しました。
目次
第１章 母の足音
第２章 暗礁
第３章 夏の山吹
第４章 混迷
第５章 終着駅
第６章 新たなる旅
感想・レビュー
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内面が階段状に後手後手に変化していくさま。プライドや価値観の硬直さもある種長所ではあるがアルツハイマー介護には役に立たなかった。食事のマナーに厳しかった母の人間性とは自分の席に座って食事をとること。2016/03/19
