モスクワ・グラフィティ―ロシア・落書き・裏文化

ブシュネル，ジョン【著】〈Ｂｕｓｈｎｅｌｌ，Ｊｏｈｎ〉/島田 進矢【訳】

群像社（1992/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 332p／高さ 20X14cm
• 商品コード 9784905821571
• NDC分類 302.38
• Cコード C0036

内容説明

全体主義国家といわれたソ連につぎつぎと誕生した若者グループ。社会の裏から轟く落書きの叫び。

目次

１章　ロシア・グラフィティ事始
２章　路地裏の勢力
３章　ロック・グラフィティ
４章　反権力
５章　ブルガーコフ礼讃
６章　落書きと都市の裏文化
終章　ロシア型・時計じかけのオレンジ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[工藤 杳]

群像社の古い本ですが、とても良かった。落書き＝グラフィティを言語として考察しながらソ連崩壊前夜の雰囲気を垣間見せてくれる。「この言語共同体は規範的な面の社会への対立を軸にした反共同体的共同体だった」

2016/04/06