内容説明
中国の「国のかたち」の鍵を握るのは「労働秩序」の保持である!階級のない中国では、制度上の労使関係は存在しない。日系企業は、爆発的に増加している労働問題にどのように対応したら良いのだろうか。
目次
第1章 激しい社会変化と市民生活への投影(点から線へ、線から面へ―地域経済と労働力往来;銀座四丁目は中国人だらけ―海外旅行ブームの夜明け ほか)
第2章 突然襲いかかるストライキの嵐(大連山猫スト―パイプのない労使対話;山火事のように広がるストライキの嵐 ほか)
第3章 労働契約法に当惑する日本企業(なぜ、いま労働契約法か;当惑する日系企業―労働契約法の目指すもの ほか)
第4章 「変」と「不変」を取り持つ文化的DNA(異文化と現地化;文章と文脈の間にあるのは中国的な理屈 ほか)
著者等紹介
増田英樹[マスダヒデキ]
1939年生まれ。63年慶應義塾大学経済学部卒業後、三井造船株式会社に入社。84年に同社退社後、立石電機株式会社(現オムロン株式会社)に入社。執行役員副社長などを経験し2003年に株式会社バリデックスを設立。他に大阪商業大学大学院特別教授、内田総研(北京)国際投資顧問有限公司薫事などもつとめる。オムロン時代、長く国際担当をつとめ、中国事業開発本部長、欧姆龍中国(集団)有限公司社長を歴任し、中国事業の立ち上げ、育成に手腕を発揮(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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