内容説明
フランス革命期の都市造形を、背後から支えたのは、フリーメーソンの建築思想だった。フリーメーソン、18世紀後半のパリを舞台に、秘教的な造形を試みた建築家たちの群像。フリーメーソンの建築思想。
目次
第1章 フリーメーソンと建築(パリのフリーメソンたち;建築家ルカミュ・ド・メジエール;入会式と饗宴 ほか)
第2章 宇宙論としての建築(地球のかたち;ベルヴェデーレの集合所;建築家ヴィエル・ド・サン=モー ほか)
第3章 エジプト復活(エジプトの意義;古代観の変容;建築家ブロンニャール ほか)
第4章 秘教の世界(エゾテリスムの意味;モンソー庭園とシャルトル公;建築家ルクー ほか)
第5章 革命精神とアルカイスム(フランス革命と建築家;建築監ポワイエ;科学と芸術の神殿 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ik
1
ショーの製塩工場でわかりにくかった部分の補足に手にとった。なかなか理解しがたかった18,19世紀フランスの建築の構成原理が、文化背景を知ることで大分すっきりと分かった気がした。フリーメイソンについてもあまり良く知らなかったのでとても参考になった2014/08/20
しまりんご
0
ルイ16世治世下にあらわれた特異な建築様式を、18世紀フランスで活躍したフリーメイソンの建築家たちに関連づけて分析するという、刺激的な論文。ともすればオカルト的な文脈で語られがちな秘密組織について、著者は古文書や図面を丁寧に読み解き、慎重かつ独創的に、革命前後のフランスにいかに大きな影響を与えたのか説明する。2011/11/02
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