内容説明
明治国家が社会福祉分野で初めて予算をつけたのは感化院。不良児の処遇や子ども観の変遷を富山での創立者柴谷龍寛、滝本助造らの足跡にみる。感化院で育った院長の娘(M44年生)の語りが感化教育の細部を蘇らせる。
目次
第1章 感化院の誕生
第2章 小学校と感化教育
第3章 感化院から教護院へ
第4章 感化院長の娘
終章 感化という処遇
付録 感化法その他
著者等紹介
鈴木明子[スズキアキコ]
1946年、京都市生まれ。高校教員などを経、1990年より桂書房勤務。メディアの中の性差別を考える会編『メディアに描かれる女性像』(1991年)、松本直治著『大本営派遣の記者たち』(1993年)、西川麦子著『ある近代産婆の物語』(1997年)などを担当編集
勝山敏一[カツヤマトシイチ]
1943年、新湊市生まれ。会社勤めや学校職員を経て1981年暮れ、桂書房を創立。黒田俊雄編『村と戦争』(1988年)、青木新門著『納棺夫日記』(1993年)、山村調査グループ編『村の記憶』(1995年)、秋月煌著『粗朶集』(1996年)など、これまで三百点余を出版
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