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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
53
主人公のトモは雑草の茂る広場が大好き。ある日、広場に行くと除草剤がまかれて、大好きな雑草が枯れてしまいショックを受けるトモ。そんな孫を見て祖母が語った事とは・・。この展開から長崎原爆に繋がるとは思わなかった。枯れたと思っていても、その下では命が芽生えている。原爆で焼け野原でも、時間と共に芽生えてきた事実。2019/01/11
momogaga
38
図書館【大人こそ絵本】主人公が遊んだり、草花を摘む広場が、除草剤が撒かれていちめん枯野原に。ショックを受けた主人公が、大好きな祖母に泣き付く。そこで、祖母の原爆体験のお話が始まる・・。体験を通して知ることの大切さを教えてくれます。2023/09/07
ベル@bell-zou
35
『いっしゅんで なにもかもが やきつくされた。せかいのおわり…?/でもせかいはおわらなかったの。それどころか、せかいは くるしみのはじまり…』ボリューム以上に、多くのことを考えさせられた。雑草。生命の強さ、したたかさ。でもそれに甘えてはいけないのだとも思う。表紙装幀が鮮やかな緑に対して本編は優しい色合いに包まれる。犬がとても可愛らしいなぁと思ったら、作画担当された吉澤さんの愛犬がモデルだそう。納得。2019/12/08
まま
27
コレも気になっててなかなか見つからず、やっと読めた。まさかの原爆のお話も加わっていたけど、ざっそうが除草剤なんかに負けるものですか( ー̀ ー́)⁾⁾2020/04/26
ヒラP@ehon.gohon
20
除草剤をまかれても、原爆が落とされても、たくましく生き延びる草として、雑草が語られています。 野辺の花をおばあさんに贈る事に違和感はないのですが、「ざっそう」という響きと、話の展開に強引さを感じました。 ロアルド・ホフマンの強い思いだけは、受けとりました。2023/12/18