目次
1 月の位相(月の満ち欠け)の秘密(月の位相(月の満ち欠け)
「月齢」って、どういうこと?
日本の月のよび名
「1朔望月」とは?)
2 知ってスッキリ!月の大疑問(「月の錯視(Moon Illusion)」って、何?
「月の出」の時刻は、いつ?
上弦の月と下弦の月の見分け方は?
満月・新月は世界中で同じ日?
三日月と月食のちがいは?
日食が起きる理由は?
月は、どうやってできたの?)
3 月と日本人の心象風景(古典の鑑賞と暦のちがい;「歳時記」に見る月;季語が広げる俳句の世界;『小倉百人一首』の月の歌;随筆のなかの「月」)
巻末資料 月の基本情報
著者等紹介
縣秀彦[アガタヒデヒコ]
1961年長野県生まれ。自然科学研究機構国立天文台准教授・天文情報センター普及室長。専門は天文教育(教育学博士)。東京学芸大学大学院教育学研究科理科教育専攻修了。東京大学附属中高教諭などを経て、現職
稲葉茂勝[イナバシゲカツ]
1953年東京都生まれ。大阪外国語大学、東京外国語大学卒業。子ども向けの書籍のプロデューサーとして多数の作品を発表。2016年9月より「子どもジャーナリスト」として、執筆活動を強化しはじめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
80
だれもがいだく月への興味、関心や月について知りたいことを科学的にわかりやすくまとめ月への思いや感じる不思議などについてもいろいなテーマで(はじめに)より。月の位相、月の大疑問。月と日本人の心象風景やMoon Illusion(月の錯視のこと)、2億人が手をつなぐと月まで届く。など月の薀蓄がいろいろ載っていた。もし月がもう少し近かったり遠かったりしたら地球はどうなっていたのだろう、そんなシュミレーションもあると面白そうだ。図書館本2019/02/03
ももちゃん
8
月について幅広くわかりやすく書かれている。旧暦の頃は月と人の日常は密接にかんけいしており、月を見ればその日は何日かわかっていた。毎日形を変える月の呼び名に込められた日本人の心象風景に触れ、十三夜を愛で趣を感じる日本人の感性と美意識を古典からの抜粋でも紹介してくれる秋の夜長にオススメの一冊。2017/10/16
ぬのさと@灯れ松明の火
4
ざっくりとした雑学の本。2018/01/10
クロモジ
3
簡単に読めました。2017/11/07
meetontheledge
2
月に関する本は色々と読んだけど、この本は薄い割に情報量が豊富。天文学的なことから古典に登場する月まで紹介してあり興味深い。豆知識的な話題も多く勉強になった。2021/03/07