目次
八月十五日、水曜日晴れ 吉沢久子
北京の運送屋にいた 瀬戸内寂聴
七十一年前の八月十五日 三浦朱門
敗戦の夜は歩哨でした 安野光雅
死ななくてよくなった日 松居直
私の2度目の誕生日 正田陽一
その時―台湾での八月十五日 大坪節子
孤独な15才の記憶 堀口雅子
東京での戦争経験 矢島稔
敗戦後七十年の日本の現実 森村誠一
少年詩 おらたちの八月十五日
終戦の日 福井俊彦
空襲の恐怖と八月十五日後の私 柳田邦男
私の8月15日 北原保雄
私の八月十五日 松岡義和
8月15日と私 高橋利一
八月十五日の解放感 志茂田景樹
朧な記憶を手繰り寄せて 安斎育郎
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チロル
5
図書館本、母選。「私の八月十五日」シリーズ4作目。1945(昭和20)年8月15日(水) 正午 玉音放送にて 当時の天皇陛下が "日本が戦争に負けた" ことを告げた、終戦の日。一言で8月15日の出来事を述べるのならそれまでだが、8月15日の体験記となれば十人十色。本書シリーズ(4作目は18人)含め これまでに述べ120人の証言。広島、長崎への原爆投下を知らなかったり、15日 午前中の爆撃で亡くなったり…。情報が錯綜されていたんだな… と思った(今みたいに伝達機器など往々に無い時代)。↓2024/08/07