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目次
1 じゃんけんのルーツを探れ!(「拳あそび」とは;数をいいあてる「拳あそび」;「形体拳」 ほか)
2 じゃんけんの秘密(昔は「最初はグー」といわなかった;なぜ「最初はグー」なのか?;どうして「グー、チョキ、パー」っていうの? ほか)
実践編(世界のじゃんけんリスト;現代中国の拳あそびいろいろ;東アジア・東南アジアのおもしろ拳 ほか)
著者等紹介
稲葉茂勝[イナバシゲカツ]
1953年東京都生まれ。大阪外国語大学、東京外国語大学卒業。国際理解教育学会会員。子ども向けの書籍のプロデューサーとして多数の作品を発表。国際理解関係を中心に著書・翻訳書の数は50冊以上にのぼる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
27
じゃんけんにまつわる諸々のトピックを集めた絵本。「じゃんけんの起源は日本」「じゃんけんはクールジャパン」という主張に、「え、本当?」と思ってしまうけれど、扱っているトピックは興味深い。平安時代に中国から伝来した「虫拳」があったものの、今のじゃんけんの形が普及したのは20世紀以降だとか。その立役者がメンコに描かれたじゃんけんの手のイラストだったりとか。「最初はグー!」の創始者が志村けんだったりとか。初手でグーを出す人が多く、チョキを出す人が少ないとか。あいこの時は、その手に負ける手を出すと勝ちやすいとか。2021/11/21
いちろく
24
じゃんけんよりも、いっせいのせの方が歴史が古いのか!中国から伝わってきた虫拳から今のじゃんけんに繋がる歴史、世界のじゃんけんの紹介、じゃんけんの勝率が上がる方法、が主な内容。「最初はグー」を全国に広めたのは、8時だョ!全員集合説など、じゃんけんにまつわる雑学も読んでいて楽しい。この本を読んで実際にじゃんけんに強くなったかは、実践で試すのみ。2015/08/29
izw
13
副題に「起源から勝ち方、、、まで」とあったので、清水義範「じゃんけん入門」のような内容を期待した。必勝法は当然ながら存在しないが、確率的に勝率を上げる戦術は紹介されている。半信半疑ながら実践してみるか。じゃんけんのルーツは日本だとの主張をどこまで押し通せるか。じゃんけんの原型となった拳あそびは中国伝来だし、韓国起源説を声高らかに宣伝する韓国に対抗できるか、クールジャパン推進に期待する。2015/09/09
魚京童!
11
七すくみじゃんけんとかやってみたい。2015/11/03
さわこ
9
いろいろ紹介されていて面白い。体全体を使ったじゃんけんとか、じゃんけんの起源とか、他国ではどんなふうに行われているのか、など。特に面白いと思ったのは、インドやスリランカなどのじゃんけんのない国の話。何かを決めるときには、コインのうらおもてを当てたり、歌を歌いながら一人一人の肩をたたいてまわって、最後の一節で肩をたたかれた人が選ばれたりするのだとか。日本では、じゃんけんは何かを決めるときだけではなくて、遊びにも使われる(あっち向いてホイとか、グリコとか)けど、多種多様なんだなー。★★★★☆2016/08/14