目次
第1部 「スリランカ・ティーの誕生」(スリランカで紅茶が栽培されるようになった歴史;茶畑で働いている人々;「紅茶」と「社会福祉」;農園コミュニティの人々の意識の変化)
第2部 二〇一〇年頃より大きく変わり始めた「紅茶のふる里」(農園システムから、新しい農業ビジネスへ;しなやかに前進している女性たち;明日の希望―農園の青年・紅茶産業)
著者等紹介
鈴木睦子[スズキムツコ]
横浜市生れ。青山学院大学卒業。アジア生産性機構国際事務局(APO)、など勤務。1986年NGOを創設し、20年間スリランカ中央州の紅茶農園と農村部の女性と子どものための協力事業を実施。2008年早稲田大学大学院アジア太平洋研究科(国際関係学)修了。学術博士。現在、茶道教室「碧水会」主宰(裏千家助教授)。「日本スリランカ友の会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てくてく
6
スリランカが茶葉の世界的産地になった経緯、茶畑で働く人々、特に女性労働者について、そして、2010年以降の変化についてまとめた書。茶畑で働く親を見て、そうはなりたくないと英語を中心とした勉強を頑張る若者世帯。これまでの労働者を監督するだけではなく、労働者が定着する様に労働者の住居などの改善についてどのような工夫が行わてたのかがまとめられている。2017/02/09
ダム
0
卒業旅行でスリランカに行った縁で読了。スリランカでは基本的にシンハラ人としか交流してなかったと思うが、この本では茶畑で働くタミル人について描かれていた。スリランカ良い国だった。これからも発展していく国というのは、素直に羨ましい。2019/09/18