内容説明
徳川宗家第16代当主・徳川家達のあゆみ。明治憲法体制下において貴族院議長はいかなる役割を果たしたのか。各種史料を駆使してその実態を描き出した力作。
目次
序章 議会政治史からみる徳川宗家の近代
第1章 貴族院議長の「誕生」―帝国議会の開幕
第2章 貴族院議長・近衛篤麿の議会指導とその限界
第3章 徳川家達と大正三年政変―「公平」と「院議」のはざまで
補論 柳田国男書記官長との確執―貴族院議長と貴族院事務局
第4章 ワシントン会議全権委員への選出とその影響
第5章 憲政常道期の貴族院議長・徳川家達
第6章 徳川家達の「重臣」化構想
終章 貴族院議長・徳川家達と明治立憲制
著者等紹介
原口大輔[ハラグチダイスケ]
1987年9月熊本県に生まれる。2010年3月九州大学文学部人文学科卒業、九州大学大学院人文科学府進学、2015年3月同大学院博士後期課程修了。博士(文学)。九州大学大学院人文科学研究院助教、同専門研究員などを経て、現在、日本学術振興会特別研究員PD(青山学院大学)、公益財団法人徳川記念財団特任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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