内容説明
国家とは何か―衰退それとも強化?分解それとも再編?忘れ去られたマルクス主義者の議論を、新進気鋭の研究者が大胆に読み解く!
目次
第1部 社会と国家―力の位相論に向けて(上部構造の相対的自律、または位相論的アプローチ;国家における特殊なものと一般的なものの二重性 ほか)
第2部 階級的力関係の物質的凝縮としての国家―資本主義的支配について(力の場としての経済;社会的分業と国家 ほか)
第3部 グローバル化と国民国家―その二元論的把握をこえて(資本の国際化と国民国家;世界秩序と国民国家、または調整学派および新グラムシ派への迂回 ほか)
第4部 国家体制と社会勢力―情勢の解読を目指して(政治危機と国家体制;例外体制 ほか)
第5部 変革の条件―人間的解放をめぐって(下からの組織化;民主主義と社会主義 ほか)
著者等紹介
柏崎正憲[カシワザキマサノリ]
東京外国語大学世界言語社会教育センター特任助教。1983年生まれ。東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了、博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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