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内容説明
1944年1月、ユダヤ人一斉検挙の犠牲となった6歳の著者は、収容所に送られる直前に脱出する。戦後もまた辛く長かった…。沈黙し続けてきた自らの壮絶な物語を静かに紡ぎ出した1冊。精神科医の立場で、トラウマから逃れる方法も多角的に分析。
目次
第1章 ユダヤ人一斉検挙(逮捕;思い出に意味を与える ほか)
第2章 悲痛な平和(あきらめるために書く;戦後とダンス ほか)
第3章 耐え難い記憶(自己分裂という脅威;思い出の葡萄酒 ほか)
第4章 周囲からの影響(トラウマの物語と文化的背景;現在の光に照らされ、物語が明らかになる ほか)
第5章 凍りついた言葉(過去の経験が、現在のあり方を左右する;へこたれない精神を養う支え ほか)
著者等紹介
シリュルニク,ボリス[シリュルニク,ボリス] [Cyrulnik,Boris]
1937年フランスボルドー生まれ。5歳のときに、ユダヤ人一斉検挙により両親を失う。本人も6歳のときにフランスの警察に逮捕されるが、強制収容所へ移送される寸前のところで逃走する。戦後、経済的に恵まれない環境にもかかわらず、猛勉強の末、パリ大学医学部に進学し精神科医になる。臨床の傍ら、強制収容所から生還した者たちや、途上国の恵まれない子どもたちの支援活動も行う。学術論文以外にも、一般書を多数執筆。フランスではベストセラー作家であり、トラウマ研究の権威である
林昌宏[ハヤシマサヒロ]
1965年生まれ。立命館大学経済学部卒業。翻訳家として多くの話題作を提供(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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