内容説明
石炭の街の歴史から、私たちは何を学ぶのか。助け合いながら共に生きた人々の営みを掘り起こす!
目次
第1部 夕張の歴史は何を語るか(旧産炭地夕張の特殊性―石炭産業の斜陽化から財政破綻までの経過と背景;再考、夕張「石炭の歴史村」―マチじゅうを博物館に)
第2部 夕張で暮らしてきた人々の語り(炭鉱で働く―安部秀一と松木清の語り;炭鉱下請労働者の権利拡大を求めて―大竹登「夕張と私」;炭鉱社会を支えた女性たち―伊藤恵美と波多野信子の語り;救護隊の世界―山村光男、伊藤久、波多野賢才、谷垣一夫の語り;ガス爆発!その時、炭鉱病院では―森谷幸美と崇本好枝の語り)
著者等紹介
田巻松雄[タマキマツオ]
宇都宮大学国際学部長・教授。1956年、北海道夕張市生まれ。筑波大学大学院博士課程社会科学研究科修了。社会学博士。1996年より宇都宮大学国際学部に勤務。国際社会論、地域社会論や現代日本社会論などを担当。主な研究領域としては、現代日本の下層問題、グローバル化と人の移動、外国人児童生徒教育問題などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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