目次
最初の十年
異邦人の登場
第一次大戦の波紋
二人のアイルランド人
文学以外の受賞者
ナチス・ドイツの影
隆盛の時代
アメリカ文学の勝利
受賞を拒否した二人
「美しい日本の私」〔ほか〕
著者等紹介
柏倉康夫[カシワクラヤスオ]
放送大学名誉教授。1939年東京生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。NHK解説主幹、京都大学大学院文学研究科教授、放送大学教授・副学長・付属図書館長などを歴任。フランス共和国国家功労勲章シュヴァリエを叙勲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
25
平和賞と同じように、文学賞も世界政治情勢の影響を大きく受けているんですね。欧州の価値観が色濃いことも実感。アジア人が受賞できないのもよくわかります。受賞者には名前は知れど作品は読んだこともない人が多く、ぼちぼち読んでいきたい。歴史を含めてお買得の入門書でした。2015/09/27
青春パッカパカス
16
ノーベル文学賞の主要な作家の解説書。タゴール/ロマン・ロラン/イェイツ/バーナード・ショウ/ベルクソン/トーマス・マン/パール・バック/ヘルマン・ヘッセ/アンドレ・ジッド/エリオット/フォークナー/ヘミングウェイ/スタインベック/カミュ/サルトル/川端康成/ガルシア=マルケス/ナギーブ・マフフーズ/大江健三郎/高行健/オルハン・パムク/ヘルタミュラー/バルガス・リョサ…以上のメンツに何人か興味の持てる人がいれば読むといいかもしれない。ノーベル文学賞の実態が浮かび上がると共に、読みたい作家が必ず増えるだろう2013/08/21
燃えつきた棒
6
トーマス・マン、ヘミングウェイ、サルトルからオルハン・パムク、ヘルタ・ミュラー、バルガス=リョサまでノーベル文学賞受賞者のプロフィールが活き活きと紹介されている。海外文学好きの僕にはたまらない本。図書館から借りて一気読みしたけれど、海外文学収集家には必須アイテムなので、古本を買おうかな。2014/05/07
kaizen@名古屋de朝活読書会
3
1901 シュリ・プリュドム 受賞した際に,トルストイが受賞しないことに疑問があったとのこと。 1902 テオドール・モムゼン 1903 ビョルンスチェルネ・ビヨルンソン 1913 インド タゴール 1927 アンリベルクソン 1929 トーマスマン 1938 パールバック 1946 ヘルマンヘッセ 1947 アンドレジッド 1954 ヘミングウェイ 1962 スタインベック 1957 カミュ 1968 川端康成 「美しい日本の私」 1982 ガルシアマルケス 1994 大江健三郎 「あいまいな日本の2012/12/10
風見鶏
1
ブックガイドになるかなと思って。期待していた以上のことが本書には書いてあった。受賞当時の社会的背景は、そのまま作品が書かれた社会的背景になるわけだし、歴史や情勢なんかをある程度知っておかなければ作品の良さも半減かな。という意味では、これからの読書の幅を広げるためにも読んでよかったと思う。2013/11/26
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