内容説明
本書は、長年にわたり大蔵省(現:財務省)主税局で税制改正の企画・立案等に携わり、国税不服審判所でも敏腕を振るった著者が、法令解釈の基本的手法をはじめ、正確な解釈に不可欠な法令用語の意味を具体例を交えて平易に解説し、併せて判例の読み方・活かし方にも触れた画期的労作である(初版は、第9回租税資料館賞を受賞)。今回の改訂では、より一層のわかりやすさを追求し、内容を一新。簡潔な解説を加えた条文例を大幅に追加し、読者の理解を深めるための工夫を随所に盛り込んだ全面バージョンアップの第三版。
目次
序章 「法令を読み解く力」「判例を活用する力」を養うことがなぜ必要か
第1章 税法の構成(税法の構成と解釈との関係;成文の税法;公正な解釈のために)
第2章 法令解釈の必要性とその原理(法令解釈の必要性;解釈の原理―基本的態度と方法)
第3章 税法の読み方(法律の全体像の把握;解釈の前提―「事実の確定」と「法令の発見」;判例の意義とその重要性;判例の読み方)
第4章 判例の読み方(判例を学ぶ必要性とその心得;税務訴訟の概要;判例の活用)
著者等紹介
伊藤義一[イトウヨシカズ]
昭和9年10月三重県に生まれる。昭和36年税務講習所高等科(現税務大学校本科)卒。昭和37年大蔵省(現財務省)主税局。昭和51年~58年大蔵省(現財務省)主税局税制第三課課長補佐。昭和59年山梨税務署長。平成2年藤沢税務署長。平成3年関東信越国税不服審判所・審判第二部長。平成4年高松国税不服審判所長。平成5年退官。税理士登録 TKC税務研究所入所。平成6~11年(株)TKC取締役(TKC税務研究所副所長)。平成6年~現在、TKC全国政経研究会政策審議委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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