水の出会う場所

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784905447351
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

寂しさは惨めだろうか―流れ去るしかない生命の煌めきと翳りを水の模様のように描いた物語。

著者等紹介

魚住陽子[ウオズミヨウコ]
1951年、埼玉県に生まれる。1989年「静かな家」で第101回芥川賞候補。1990年「奇術師の家」で第1回朝日新人文学賞受賞。1991年「別々の皿」で第105回芥川賞候補。1992年「公園」で第5回三島賞候補、「流れる家」で第108回芥川賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

356
表題作を含む3つの中編小説から構成される。魚住陽子は初読だが、その小説空間の印象からは堀江敏幸を想起させる。この人は作家としてのスタートが遅かったようで、デビューは48歳の「静かな家」、そして本書は作者63歳の作品。どうりで、いずれの主人公たちも初老から老境に入ろうという人たちばかり。ただし、文体は瑞々しく、それでいて余情の漂うものだ。文中に「私にとって俳句は、ずっと以前に諦めていた水の模様を写し取る魔法のようだった」という表現があるが、それはまさにこの作家の紡ぎ出す小説世界そのものに他ならない。2017/07/17

竹園和明

38
静かな湖面を風が僅かに掠めるような、人の心の繊細な動きを巧みに描いた秀作。3篇の中編作が並び、どれも中高年の人々が主役。若い人のように何かに驀進するパワーはない代わりに、相手を慮りながらも惑うシニアの心の動きを丁寧に描く。情景描写もワイドレンジな映像を見るようで、その広角な感じが堀江敏幸の捉え方に似ている。各話とも物語としての決定的な結論はないが、そもそも我々の日常自体、何事にも必ず結論が付いて回るわけではないだろう。そこを掬い取った仄かな雰囲気が妙に馴染む作品だった。2018/09/28

幸坂かゆり

37
登場人物のほとんどは高齢で、物語は決して華やかではない。ただし心の中には不穏な秘密を持ちそれは最後まで本人に明かされない。心に残るのは女性たち。夫の裏切り、死別、歩み寄る老い、壊れそうでどうしようもなくなるほど追い詰められた末に登場人物に救いの手を差し延べるのは彼女らのある種の屈託のなさが自然によって呼び覚まされたとき。それは物語の救済になる。若さは飛沫を上げてその場を飛び立ち、老いは凍りつく川になる。けれど寂しさは人を無力にさせるからどんなに小さくても希望の一滴が絶対に必要で…肩を抱きしめてしまう。2016/10/12

yumiha

30
作者魚住陽子は、俳人でもある。その俳句の素養をふんだんに生かしたのが、『水の出会う場所』。「雪原の無音も尽きし信濃川」「まて貝や身体というぬるい水」などの句がいい。また、「五七五という透き通った言葉の器」という表現もよろしおます。同時収録の短編(中編?)の「緑の擾乱」「水の上で歌う」にも、たくさんの植物や自然の気配などのあざやかな描写があり、俳人の目が生きていると思ふ。描かれるのは、むき出しの若いエネルギーではなく、初老の人物たちの人間模様。もうすぐ辿り着くだろうと予感する死の気配とゆるやかに向き合う。2017/08/31

すみの

24
短編3作品。『水の出会う場所』『緑の擾乱』『水の上で歌う』。登場する主な女性は40歳代以上。病魔に侵され夫の不貞をうすうす感じつつ、生きることにどこか諦めた妻・今日子と姑・ウタ子。持病のためリタイヤした夫が参加した句会で惹かれた独身女性・泉。未亡人・龍子を支える龍子宅に間借りする友人・澄子と亡き友・イネ。どの作品も「老」「死」を少し匂わすもので、人生の秋から冬を感じさせる。「寂しさは惨めだろうか」・・・帯の言葉に少し共感するも、歳を重ねたら開き直りに似たどんと来い的気持ちになるのか。命の使い方次第?2014/11/25

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