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サンガ文庫
宮崎哲弥 仏教教理問答―連続対論 今、語るべき仏教

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784905425649
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C0115

内容説明

五人の気鋭仏教僧との対論で、仏教の論理と非論理を浮き彫りにする。評論家であり仏教者を自認して言論活動を展開する著者の、仏教言論の原点が本書である。

目次

問答1 白川密成―『太陽を曳く馬』をめぐって(宗教への真摯な姿勢と残虐犯罪の分岐とは;仏教とオウム、分岐のポイントは「空性」? ほか)
問答2 釈徹宗―浄土真宗は仏教か、超仏教か?(真宗僧侶は何者か;本物の念仏、偽物の念仏 ほか)
問答3 勝本華蓮―問いかけの本源へ 上座仏教・大乗仏教・日本仏教、尼僧の視点から(異色の出自―広告デザイナーから仏教者へ;「びゅーっと血が…」 ほか)
問答4 南直哉―不死の門をいかに開くか(生者よりリアルな死者;生は死で始まり、死の消去を試みる ほか)
問答5 林田康順―仏教にとって救済とは何か 「誰が」「いかに」救われるのか。そして「何が」救うのか。(極楽浄土へ行く条件;往生即成仏か、成仏の確約か ほか)

著者等紹介

宮崎哲弥[ミヤザキテツヤ]
1962年、福岡県生まれ。評論家。慶應義塾大学文学部社会学科卒業。政治哲学、仏教論、サブカルチャー分析を主軸とした評論活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yutaro13

23
宮崎哲弥氏と5名の仏教者による対談集。勝本華蓮氏は広告デザイナーから尼僧・仏教学者となった方で経歴自体が興味深かった。浄土宗の林田康順氏との対談を読んで思うけど、やっぱり浄土教系には共感しにくい。とはいえ中観派バリバリの宮崎氏に共感するでもない。対談の中で何度か言及された高村薫『太陽を曳く馬』はぜひとも読んでみたい。仏教初学者には佐々木閑氏との対談本『ごまかさない仏教』の方をおすすめ。呉智英氏との対談本も読んでみようかな。2019/11/30

akihiko810/アカウント移行中

19
十年ぶりほどの再読。宮崎哲弥による各宗派の僧侶人との対談集。対談相手は白川密生、釈徹宗、勝本華蓮、南直哉、林田康順。私の好きな南老師中心に読む。印象度B+  仏教高段者向けの難易度なので、詳しくない人にはつらいかも。 やはり南老子は面白い。そして高村薫『太陽を曳く馬』という小説はオウム事件をテーマにしているそうだが(未読)、やはりオウム事件は当時の僧侶にとっては衝撃的、というか「抜けない棘を刺された」ような出来事だったのだろう。ほぼ皆オウム事件について言及している。2026/03/30

ねこさん

18
在家である「私」は、常に仏教者としての態度を自ら懐疑せねばならないが、宗派や出家者の振る舞いから逃れている。出家者のエクリチュールを纏えばそれなりの「私」は出現してしまう。言葉は直感を奔らせる。「死んだらどうなる」「悟ったらどうなる」という問いは、死や悟りが「私」に訪れるその瞬間に主体がどのように変容するのか、また変容を終えた時に「私」はどのように「私」でなくなるのか、時間の概念を曖昧なままに恐れや焦燥と共に渾然と提示されている。釈尊にも師はなかった。それは救いだ。完全なる安息のために懐疑が許されている。2017/02/19

モリータ

12
宮崎哲弥と五人の仏教者との対談本。文献学的な話で盛り上がる勝本華蓮との対談が面白く読めたが、問う方の苦しさも感じさせつつ浄土信仰の疑問をただす林田康順との対談も「教理問答」としてはよいか。南直哉(曹洞宗)との死をめぐる問答は、今の自分には死や死者がリアルな不安でないからか、他に比べると読み進めにくかった。/一連の対談ものは、とっつきやすく、ふとした疑問の補助線にもできてよかったのだが、これだけではいくら高度な内容を扱っていても散発的・つぎはぎの理解に陥るので、宗派なり経典の軸を定めて読むほうにいきたい。2018/02/28

白義

11
仏教を思考のベースにしていると公言しているものの実は仏教関係の単著はなかった宮崎哲弥が、真言宗や浄土真宗など各宗派の気鋭の論客たちと思う存分現代仏教の抱える問題を語り合った対談集。僧と俗がテーマという通り、理論的にも高度な話をしているけど何よりそこから社会の領域に進み実践するときにいかに仏教者としてあるべきか、というのが主に問われている。伝統宗教では個人の実存の闇を回収できなくなった現代で、改めて社会を超え出るような「宗教」としての仏教の意義を問う。仏教用語は頻出するが悪と救済の問題など内容はかなり普遍的2017/11/17

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