内容説明
ブッダがその生涯に説かれた「諸法のことば(世法)」と「実相のことば(仏法)」。この智慧と慈悲の教えをパーリ語研究の第一人者が日本仏教の祖師方のことばも引きながら、豊かによみ解く。2007年にNHKラジオ「宗教の時間」のために書かれた、『ダンマパダ』解説の珠玉のテキストを単行本化。
目次
第1章 ブッダの伝統
第2章 波羅蜜の威力―仏伝(1)誓願‐菩薩の波羅蜜修行
第3章 駿馬の人―仏伝(2)誕生‐ゴータマ菩薩の修行
第4章 自己を観る―仏伝(3)成道‐智慧の世界
第5章 世界を照らす―仏伝(4)説法‐慈悲の世界
第6章 沙羅双樹の輝き―仏伝(5)入滅‐涅槃の世界
第7章 ゆるぎなき信―仏法(1)帰依三宝
第8章 善き人の香り―仏法(2)戒学“正語・正業・正命”
第9章 不動心―仏法(3)定学“正精進・正念・正定”
第10章 智慧の眼―仏法(4)慧学“正見・正思”
第11章 調和の世界―仏法(5)無量“慈・悲・喜・捨”
第12章 今ここに生きる―仏法(6)如是
著者等紹介
片山一良[カタヤマイチロウ]
1942年、兵庫県赤穂市に生まれる。駒澤大学仏教学部卒業。花岳寺住持(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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