内容説明
来日から三十数年―初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老は、今まで日本人が触れる機会がなかったブッダの真の教えを、さまざまな場で語り続けてきた。その中から厳選した法話を収録する「法話選シリーズ」。仏教が、混迷する時代を生き抜く道しるべとなる。
目次
１ 業―お釈迦様が説いた「業（カルマ）」の真実（仏教が説く「業」；因果法則という真理 ほか）
２ 苦―生きるとは、つらいことだけど（人生はどうしてつらいのか；人生の苦を正しく理解する ほか）
３ 死―死随念（「死を観察しなさい」という教え；「死」は宗教のベストセラー商品 ほか）
付録 Ｓａｌｌａｓｕｔｔａ（箭経）（死を学んで生きる；人生というゲームをクリアする ほか）
著者等紹介
スマナサーラ，アルボムッレ［スマナサーラ，アルボムッレ］［Ｓｕｍａｎａｓａｒａ，Ａｌｕｂｏｍｕｌｌｅ］
スリランカ上座仏教（テーラワーダ仏教）長老。１９４５年４月、スリランカ生まれ。一三歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、１９８０年に国費留学生として来日。駒澤大学大学院博士課程で道元の思想を研究。現在は（宗）日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事。メディア出演や全国での講演活動をつづけている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃとら
49
【図書館本】スリランカ上座仏教。以前カルチャースクールの瞑想教室で会ったこの著者は日本に来て40年。日本の仏教とも違う現実的なお話。中でも「死」は宗教のベストセラー商品！と書いている。面白く読めました。2020/08/16
harhy
6
簡潔タイトルのものが、今まで以上にわかる感あり。2023/06/11
やまえつ
1
業と苦と死という誤解されやすい３つのテーマの法話からなる本。業に関しては考えてもわからないらしいので、良いことをして良い結果を待つというぐらいにとらえておけばいいのかな。苦に関しては愛別離苦も怨憎会苦も今この瞬間にも起こっているというのが驚きだった。死に関してはいろんなものの死を観察して、心を育てようと思った。2015/07/31
