内容説明
少子高齢化地域の基礎自治体で展開される環境共生事業。そして21世紀の持続可能な戦略的地域づくりに不可欠とされる環境共生事業。その経済的効率性を費用便益分析で実証的に検証する。
目次
第1章 持続可能な地域づくりと地域環境共生事業(地域開発政策の変遷と持続可能な地域づくり;地域環境共生事業の内容、事業評価の必要性、方法論など)
第2章 水道水質改善事業の経済評価(高度浄水処理システム導入の背景と評価基準点の設定;北見市の水道水に対する市民の評価 ほか)
第3章 生ごみ焼却処理の経済評価(生ごみリサイクルの方法、優先順位、先進事例、北見市の一般廃棄物処理の概要、市民の生ごみ処理の実態;生ごみ処理サービスの便益評価)
第4章 畜産廃棄物堆肥化施設による生ごみ堆肥化処理受託事業の経済評価(畜産環境整備事業と資源循環型地域農業の確立に向けた課題;JA置戸堆肥センター事業の概要、意義、事業に期待される効果 ほか)
第5章 循環型社会と低炭素型社会の形成を指向したバイオマスタウン事業の現状と課題(社会の持続可能性と北海道におけるバイオマスの現状;津別町における循環型社会・低炭素型社会形成への取り組み ほか)
著者等紹介
佐藤博樹[サトウヒロキ]
1959年北海道生まれ。2000年北海道大学大学院地球環境科学研究科博士後期課程修了、博士(地球環境科学)。現在、北海商科大学大学院商学研究科教授。北海学園北東アジア研究交流センター研究員。専門は環境経済論、地域開発論、地域経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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