内容説明
“発祥の地”に、注連縄を。宮崎県高千穂町に鎮座する天岩戸神社の御神体「天岩戸」洞窟を史上初めて踏査し、注連縄張神事を執り行うまでのドキュメンタリー。
目次
第一章 北海道 利尻山
第二章 大和国 吉野山
第三章 日向国 天安河原
第四章 豊前国 英彦山
第五章 甲斐国 富士山
第六章 日向国 岩戸川
第七章 武蔵国 泉岳寺
第八章 日向国 高千穂
第九章 信濃国 戸隠山
第十章 日向国 天岩戸
著者等紹介
広田勇介[ヒロタユウスケ]
写真家・山岳ガイド。日本大学芸術学部中退。カナダ・ヤムナスカ登山学校卒。山岳ガイドとして富士山を500回以上登り、山岳信仰に興味をもち、各地の霊山を取材。また、日本各地の偉人の銅像写真を撮影し、皇居外苑の楠木正成像に迫った『嗚呼版太平記』を発表。明治神宮、湊川神社、靖國神社、高野山真言宗遺跡本山観心寺などで写真展を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ただぞぅ
8
日本神話で天照大神が隠れ、世界が闇に覆われたとされる「天岩戸」洞窟。これまで前人未踏の場所であり長く禁足地とされていた場所に初めて踏査し注連縄を張るまでのドキュメンタリー。注連縄は地上から高さ80mの位置に長さ20m、総延長40mの特注品を登山のエキスパート達により手掛けられる様子が描かれている。古事記では注連縄がかけられたと伝えられており神話の姿に戻ったと言える。天岩戸を始めてみた時、あまりの大きさに息を呑んだことを思い出す。やはりご神体には注連縄があってこそ手を合わせられる。また行きたくなった。2025/03/12
だいこく
1
久しぶりに心がうち震えるような感動をもらった。宮崎の高千穂にある天岩戸神社の御神体、天岩戸。神話では天照大御神が出御されてしめ縄をかけたとある。現在は禁足地として宮司さえ行き方が分からない崖で藪が茂っていた。しめ縄をかけて神話の姿に戻したいとの宮司の願いに著者を始めとした山男(登山家、女性も)が立ち上がった。岩戸にしめ縄をかけるしめ縄神事が行われるまでのドキュメンタリー。コロナ禍で祭りなど中止される中、困難に立ち向かう姿がかっこいい。節々に書かれている含蓄のある言葉や、登山家や山伏の考え方も勉強になる2025/02/13