内容説明
今や世界中から注目され賞賛される日本の伝統文化、そして東日本大震災での日本人の冷静沈着な行動。普段は意識していなくとも私たち日本人の中に確かにある独特のモラル。それは明治時代、日本人の精神的支柱となった「教育勅語」に全て書かれていることでした。本書は、戦後、教育界から消えてしまった「教育勅語」の精神を今の子供たちにも分かるよう具体的なエピソードで伝えています。
目次
父母に孝に―両親に尽くし家を守った二宮金次郎
兄弟に友に―吉田松陰と弟
夫婦相和し―水木しげる夫妻
朋友相信じ―石田三成と大谷吉継の友情
恭儉己れを持し―日本人のお手本となった乃木大将
博愛衆に及ぼし―恵まれない人々のために尽くされた光明皇后
學を修め業を習い―あらゆる障害を乗り越えた野口英世
以て智能を啓發し―世界に技術を広めた日本の学者
徳器を成就し―命を救った宮本警部
進で公益を廣め世務を開き―悲しみを乗り越えて人々に尽くした瓜生岩子常に國憲を重じ國法に遵ひ―規律を重んじる日本人
一旦緩急あれば義勇公に奉じ―みなが心をひとつにした元寇の戦い
著者等紹介
高橋史朗[タカハシシロウ]
昭和25年、兵庫県生まれ。早稲田大学大学院修了後、米国スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員。臨時教育審議会(政府委嘱)専門委員、国際学校研究委員会(文部省委嘱)委員、青少年健全育成調査研究委員会(自治省委嘱)座長、埼玉県教育委員長などを経て、明星大学教育学部教授。一般財団法人親学推進協会理事長、感性・脳科学教育研究会会長、NPO法人師範塾理事長、日本家庭教育学会常任理事、日本感性教育学会理事、日本健康行動科学会理事、日本仏教教育学会理事などを務める
井手愛美[イデマナミ]
平成元年、福岡県生まれ。福岡教育大学中等教育教員養成課程美術専攻卒業。現在福岡市で美術講師として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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