感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
47
自然災害(地震?)で独りぼっちになった猫のハナ。母猫と一緒の時でさえ泣いちゃうくらいだった泣き虫だったが、生きるために一生懸命で、泣くこともなく前を向いて過ごした。そんなハナの姿を描いている。生き延びる、生き抜くことで強くなったハナ。色んな捉え方が出来る1冊でした。#NetGalleyJP2021/12/13
たまきら
32
あの地震でエフにやってきた猫たちがいる。そのうちの一匹がすず。ハナとはちがうけどいっしょ。エフで読むのにふさわしい一冊です。2022/01/13
yumiha
21
ハチワレ猫のハナは、ちょび髭がかわいい猫。「せかいがふるえだし大きなおとがおちてきた」という文から地震か?と身構えたけれど、あっさり抽象的なことばで流れてゆく10年。その10年こそを具体的なリアリティある展開にしてほしかった。お話は物足りなかったけれど、絵は、後ろ姿などよかった。特に10年後のハナの絵は、子猫の時の面影を残しながら、母猫としての落ち着き貫禄まで感じられた。2018/07/20
昼夜
15
谷川俊太郎さんの詩の「生きる」を思い出しました。 淡々とした言葉の少なさに言葉にできないものいっぱい詰まっている気がして、辛いことがあってただ生きることが苦しいと思う気持ちがあってもいい、だけど生きていたらその苦しみよりも君は強くなるってメッセージを感じました。2021/11/08
spatz
8
言葉は少なく、絵の力で、物語の力で訴えるものがある みやぎびっきの会が説明の欄にあった。夢を諦めることがない様に、子供たちのためにとある。この絵本には何も具体的なことは書かれていない。そこに普遍性がある。想像することは誰もひとつだろうけれど、解釈は自由。子供がこれを読んでなにを思うか、我々大人が何を思うか。 普遍性、とはいろんな人がいろいろ解釈でき、そこからその人なりの何かを受け取ること。 生きているということは素晴らしい。 生き延びたということは素晴らしいこと。 と自分は思う。 一人一人解釈は違っていい2021/12/04
-
- 和書
- 生徒に惹かれて46年
-
- 和書
- 「かもめ」評釈 中公文庫