内容説明
日本のすべての教師に勇気と自信を与えつづけるスーパー名著!クラスの中のいじめの芽を摘み取るのが教師の役割だ。
目次
第1章 差別を見のがさない(子供集団には教育力がある;グループ分けで一人の大切さを教える ほか)
第2章 いじめ、親は訴える(ある母親の訴え;続・ある母親の訴え ほか)
第3章 教師だけがいじめをなくせる(中学での「いじめ」へのアドバイス;先生の努力は分かりますが ほか)
第4章 教師、いじめとの闘い(少しひねた子供;授業での逆転現象 ほか)
第5章 いじめとの闘いをどこまでも(ある転入生の日記;その通知表に異議あり、「先生、聞いて」 ほか)
著者等紹介
向山洋一[ムコウヤマヨウイチ]
東京都生まれ。68年東京学芸大学卒業後、東京都大田区立小学校の教師となり、2000年3月に退職。全国の優れた教育技術を集め、教師の共有財産にする「教育技術法則化運動」TOSS(トス:Teachers’ Organization of Skill Sharingの略)を始め、現在もその代表を務め、日本の教育界に多大な影響を与えている。日本教育技術学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中彰英
1
教室に存在する差別と闘う教師の気迫。毅然とした言動。それだけではいけない。教師の行う教育活動そのものが、差別を生み出す構造になりうることを自覚せよ。できる子とできない子の構造がずっと変わらない授業、行事、学級にしないことを目指す。逆転現象。その1つの手段として、五色百人一首。全員がリーダーになる機会を与える。などなど。集団を知的に育てて、差別構造を破壊せよ。2023/03/31
Ryo Hashimoto
0
子どもを平等に扱う。口では簡単に言えるが、実践出来ていなかった。小さい場面、子どもは見ている。2015/09/16
ヨードー
0
1、小さな差別を見逃さないで取り上げる。2、差別を批判する時は、お説教ではなく、クラス全員を味方に付けつつ行う。3、批判はたたみかけるようにする。 大切に育てられた子供たちは、人懐っこく、気安く、圧倒的に先生を信頼する。2022/03/13