内容説明
戦後の混乱期から現在に至る60年もの間、日本の教育界を常に先頭に立ってリードしてきた著者が日本の未来に向けて贈る、熱い熱いメッセージ!!
目次
第1章 ファッション文化が近代日本をつくった―「宮廷衣装の洋装化」にみる近代化の成功要因
第2章 近代日本を支えた教育の変遷と未来―近代化を支えたのは地方の自由な私塾で学んだ若者たちだった
第3章 “風来花自笑”―日本は強い者が勝ってはいけない社会をつくってきた
第4章 私の辿ってきた道―“運命という名の絆”
第5章 ふるさとを想う―私は信州に生まれて本当に良かった
第6章 私の人生観から―人間は“時代と環境の交差点”を飛び出して生きることはできない
著者等紹介
大沼淳[オオヌマスナオ]
現在、文化学園大学理事長・学長、日本私立大学協会会長を務める。1928年、長野県飯山生まれ。少年時代の太平洋戦争末期、海軍兵学校に進むがそこで終戦を迎える。のち、戦後初の国家公務員試験に最年少で合格し、人事院に入省、文部省担当官。29歳のとき並木学園(現・文化学園)に請われ、1969年文化学園大学理事長・学長。2000年には日本私立大学協会会長にも就任。1984年藍綬褒章、2002年功績章勲二等(ルーマニア政府)、2003年勲二等瑞寶章、2004年飯山市名誉市民章、2009年渋谷区名誉区民章などを授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
17
高貴な身分には義務を伴う(2頁)。私塾の方が思想統一されない〝自由な気風〟があった。昌平黌の出身者からの偉人は少ないという(47頁)。自由闊達こそ。日本は学閥社会(50頁~)。だったらもっといい暮らしができていいもんだが。再チャレンジを認めない教委、大学では排除していると批判されても仕方ないのだ。強者をたしなめて、弱者を共に連れて行こうとするのがいい社会(67頁)。われわれの世代には、自分の人生を決める選択がなかった。自由には選べなかった。時代の流れのままに生きていたという(107頁)。 2015/06/04
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