内容説明
本書は、国語の有名物語教材の「教材研究」と「研究授業の組み立て方」について述べたものである。物語教材として、四年から『ごんぎつね』、五年から『大造じいさんとガン』『わらぐつの中の神様』、六年から『やまなし』『海の命』を取り上げた。
目次
1章 有名物語教材をどう授業するか(作品全体を分析する授業の方法;作品全体を分析する用語の具体例)
2章 研究授業の組み立て方(四年『ごんぎつね』(新美南吉)の研究授業
五年『わらぐつの中の神様』(杉みき子)の研究授業
五年『大造じいさんとガン』(椋鳩十)の研究授業
六年『やまなし』(宮沢賢治)の研究授業
六年『海の命』(立松和平)の研究授業)
3章 授業記録の分析と解説(五年『わらぐつの中の神様』で何ができるようになったか;四年『ごんぎつね』の実践の解説―三つの提案)
4章 物語教材の発問のつくり方(物語教材の発問をどうつくるか;基本型を他教材に応用する『スイミー』を例にして)
著者等紹介
向山洋一[ムコウヤマヨウイチ]
東京生まれ。68年東京学芸大学卒業後、東京都大田区立小学校の教師となり、2000年3月に退職。全国の優れた教育技術を集め、教師の共有財産にする「教育技術法則化運動」TOSS(トス:Teacher’s Organization of Skill Sharingの略)を始め、現在もその代表を務め、日本の教育界に多大な影響を与えている。日本教育技術学会会長
平松孝治郎[ヒラマツコウジロウ]
1956年福井県生まれ。奈良教育大学教育学部卒業。公立小学校教員を30年以上勤める。明治図書より『向山型国語で低学年国語の基礎学力をつける』『向山型国語で中学年国語の基礎学力をつける』『向山型国語で高学年国語の基礎学力をつける』の3部作などを出版する。民間教育団体TOSS会員。サークル機関誌『TOSS愛知塾』編集長。日本教育技術学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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