内容説明
書かれてから何十年経とうが、現時点でその思想家が著名であろうがなかろうが、生きつづけている思想はある。それはひとりの人間になにをもたらすのか?思想と対話しつづける現場からの報告。
目次
「自己欺瞞」の構造―1972年・小山俊一ノート
革命的ロマンと倫理―1969年・桶谷秀昭ノート
イエスの表情―1980年・田川建三ノート
工作者の値札―1965年・谷川雁ノート
空虚としての戦後―1970年・三島由紀夫ノート
新宿というトポス―1982年・鮎川信夫ノート
「戦争の二重構造」論―1959年・竹内好ノート
戦争と聖書―1955年・吉本隆明ノート
「超人間」という思想―1996年・吉本隆明ノート
著者等紹介
近藤洋太[コンドウヨウタ]
1949年福岡県久留米市生まれ。中央大学商学部経営学科卒。現在、日本大学芸術学部文芸学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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