内容説明
日本企業における研修で大切なのは、戦略やビジネスモデルではない。集団としての“動き”であることを物語形式で解説。舞台は愛知県にある従業員数400名、年間売上高200億円のメカトロ部品メーカー。技術レベルは高く、取引先は米国の航空機メーカーや国内の産業用ロボットメーカーなど。売り上げはやや持ち直してきているが、新興国メーカーの低価格品に押され売上、利益とも頭打ちになっている。また、国内の産業用ロボットメーカーの量産機種が新興国メーカーに押され、取引量が大きく落ち込んでいる。既存事業の回復に向けての改革と、新製品、新事業開発が大きな課題だ。4人の人材開発部の物語。
目次
1 集団力で世界に勝つ!(「この忙しい中、また研修か!」;個人力を高めるだけではダメだ! ほか)
2 四つの集団力を高める!(集団力って何だ?;進化・変化で勝つための集団力 ほか)
3 事業の増収増益に直結させる!(だめだ、“場”とサークルが消えてしまった!;たしかに、組織が硬直化している ほか)
4 “動き”を差別化する!(頭で理解しても“動き”にはならない;“動き”の差別化 ほか)
ディスカッション―組織力の高め方(電子紙芝居の意味;研修の迫力 ほか)
著者等紹介
水島温夫[ミズシマアツオ]
東京都出身。慶應義塾大学機械工学修士、米国スタンフォード大学化学工学修士および土木工学修士。石川島播磨重工業株式会社、株式会社三菱総合研究所を経て、フィフティ・アワーズを成立、代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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