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内容説明
読む人より書きたい人が多い時代に小説を書くための待望の基本技術書。賞のウラのウラまで知り尽くすプロが小説の基礎の基礎はもちろん、だれも書かなかったノウハウ、あっと驚くワザを丁寧に解説。
目次
第1章 小説は「何」でできているか
第2章 物語はかんたんにつくれる
第3章 だれに語らせるか
第4章 登場人物の設計
第5章 会話をさせる
第6章 描写の奥義
第7章 だれも書かなかった文体のふしぎ
最終章 目的別推敲のすすめ
著者等紹介
後木砂男[ウシロギスナオ]
インタビュー取材構成、リライトなどを手がけるフリーランス編集者。95年より各種小説新人賞の第一次・第二次選考を担当。これまで5000篇あまりの作品を下読みし、数多くの新しい才能を発掘。池袋コミュニティ・カレッジ「小説のコツ」「小説の時間」「下読人が迫る新人賞のなぞ」、公募ガイド社小説添削教室講師としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふじみどり
7
驚くほどきちんと書けるというのはいくらなんでもおおげさすぎる。段落などのみだしももったいぶったものが多くて書店でパラリとめくったときに目をひく売り文句で買わせようという魂胆が匂ってくる。かといって、書き続けたら書ける、がんばったら書ける、運がよければ書けるではどうかと思うので、仕方ないか。とくに目新しい内容はなかったが、1週間少しずつ読んで、今日も小説を書く!という意欲作りに役立った。2011/10/18
みかん
4
説明文はアクセル、描写文はブレーキ、会話分はニュートラルという話が興味深かった。ただ、三人称複数視点は下手な手と切り捨てていて、それが神視点なのか、それとも章を変えての複数キャラ視点と指しているのか説明のないまま別項目に移っていたのは少し不満。それから、書き手側の意見ではないし、説明や例がまどろっこしくてイマイチな点もある。目的別に推敲すべきというアイディアはとても参考になった。2014/10/29
雪野きずな
3
登場人物の服装、外見を書く。単純なようだけど気づいていなかったしリアリティが出る。2020/03/22
橘きこ
3
短編小説の賞に落選したショックで衝動買いをした本。以前購入した技法書と違い、特に描写文について書かれた本は今までなかったので、大変参考になった。しかし、まだ理解出来ないところもあるので、作品を書きつつ、パラパラと読み直して内容を咀嚼したいところ。もっと小説の勉強がしたい。2011/10/16
洋平
2
小説は「説明文」「会話文」「描写文」の3つだけでできている。この3つのバランスが大事。そう言われるだけで読み方も書き方も全然変わってくる。