目次
公道と私道
袋地通行権
通行地役権
その他の通行権
不動産の売買、競売と道路・通路・通行権
道路・通路・通行権と専門家責任
道路・通行権と不法行為
著者等紹介
宮崎裕二[ミヤザキユウジ]
1979年3月、東京大学法学部卒業。同年10月、司法試験合格。1982年4月、弁護士登録。1986年4月、宮崎法律事務所開設。2008年度に大阪弁護士会副会長、2009年から現在に至るまで大阪地方裁判所調停委員を務める。専門は、不動産、倒産・再生、相続、企業法務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hiroshi
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私道と通行権について、法律実務家ではない不動産業者・不動産鑑定士・司法書士・土地家屋調査士・税理士等を対象にして書かれた本。問題点について判例を中心に解説し、その土地と道路の関係の図も豊富で、分かり易い。キチンと合理的理由も書いてある。高裁判決に対する批判もある。最高裁判例に私道の恒常的駐車問題がある。私道に交通地役権が設定されている場合、例え駐車させた状態での残余の幅員に余裕があるとしても、恒常的駐車は同土地の一部を独占的に使用するものであり、地役権者の通行を妨害し、地役権に基づく妨害排除を認めている。2016/04/22