内容説明
はたして、クライアントである企業に、会計士たる矜持を保つことができるか。個人の会計士と監査法人の意見が対立した場合にはどのように対処するのが望ましいかを監査風土との関係で検討する。
目次
第1部 監査とは(監査の意義と監査風土;監査の歴史;監査基準とは―目的基準と一般基準)
第2部 粉飾決算(粉飾決算とは;日本の粉飾事件;最近の粉飾事件とJ‐SOX法;世界的な粉飾事件と米穀SOX法の制定)
第3部 会計士の現状と将来(会計士の現状;監査業務の変遷とインセンティブのねじれ;企業の組織風土と監査人の想定モデル
著者等紹介
柴田英樹[シバタヒデキ]
1978年横浜市立大学商学部経済学科卒業。1981年横浜市立大学大学院経営研究科修士課程修了。1984年公認会計士登録。1996年米国公認会計士登録。1998年多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程修了。大手監査法人、中堅監査法人で会計監査経験、法政大学大学院兼任講師(国際会計論)及び法政大学兼任講師(環境会計論)で教職経験を経て、弘前大学人文学部教授。日本公認会計士協会経営研究調査会「環境会計専門部会」委員、同「IFAC経営専門部会」副部会長、東京実務補修所東北支所ディスカッション担当講師等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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