内容説明
欧州サッカーの未来を占う二大戦術トレンドの深層―。リバプール、ライプツィヒが牽引するストーミングの支配。シティ、バルセロナが模索するポジショナルプレーの進化。
目次
はじめに―ストーミングvsポジショナルプレーとは何か?
第1章 ストーミングの支配
第2章 ポジショナルプレーの進化
第3章 オーダーメイドの強さ
第4章 サプライザーの条件
第5章 日本代表の論点
特別対談 霜田正浩(レノファ山口監督)×西部謙司「日本サッカーのストーミングvsポジショナルプレー」
おわりに―日本の次の一歩は「どちらでもない」からの脱却
著者等紹介
西部謙司[ニシベケンジ]
1962年9月27日、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、会社員を経て、学研『ストライカー』の編集部勤務。95~98年にフランスのパリに住み、欧州サッカーを取材。02年にフリーランスとなる。06年の『footballista』創刊時から「戦術リストランテ」を連載中で、同誌が主催する各種サッカーイベントにも多数出演している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ふぁきべ
2
もう少し詳細な戦術分析をしてほしいとは思うが、今の戦術トレンドを把握しながら、そのトレンドの中で代表的なチームの戦術を取り上げているので、大枠を理解する上では非常に有用だと思う。2021/05/24
Hayato
2
ポゼッション善の時代から、リバプールの躍進により、ラフに蹴り出してボールを進めて、取られてもゴールに近いところで奪い返してゴールを目指すサッカーという考えが少しずつ台頭してきたのかなと思う。マリノスのサッカーは西部さんいわく、リバプールとシティの間ぐらいの考え方だということ。もっと来年はプレミアやドイツの試合を見たいと思う。2020/12/18
アーキー
1
★★★☆☆ 72 2023/07/08
ホリエンテス
1
嵐のように混沌を呼ぶストーミングを初めて知った。それでも著者は結局は人よりボールの方が速く走れるからポジショナルプレーが勝つと予測。過渡期としての対立軸と考えるとまたそれも面白く観れる。2022/02/26
speedbird27
1
現代サッカーの大まかな枠組みや歴史的経緯がわかりやすい。 文の作りが上手く、エピソードも豊富で軽い気持ちで読めます。 駒かな戦術やそれ実践するためのトレーニングはあまりなく、そういう内容を期待するかたには物足りないかも。2022/02/20