内容説明
本書は、欧州サッカー界を二分した大きなトレーニング理論、戦術的ピリオダイゼーションと構造化トレーニングを、なるべく読者が明日にでも使えるような形で説明するよう心がけた。ヴィトール・フラーデもパコ・セイルーロも、「サッカーとは何か」という問題へ大きく前進する一歩を踏み出し、新しい時代への扉を開き、選手、そして指導者たちに向けてサッカーの新たな考え方を提供した偉大な巨匠である。二人の大きな違いは、構造化トレーニングが「サッカー選手」の構造化と体系化を行おうとし、戦術的ピリオダイゼーションは「サッカーチーム」の構造化と体系化を行ったことにある。(「最後に」より一部抜粋)
目次
第1章 戦術的ピリオダイゼーション(生みの親、ヴィトール・フラーデ教授;「Modelo de Jogo」はプレーモデルか、ゲームモデルか;ゲームモデル(試合模型)とは何か?
実践的ゲームモデルの作り方
ゲームモデルを支えるプレー原則 ほか)
第2章 構造化トレーニング(パコ・セイルーロとは何者か?;要素還元主義vs構造主義;「デカルト式」への批判;トレーニングの「目的」と「相互作用」というチームスポーツの特異性;「サッカー選手」の自己構造Self‐Structured Footballer ほか)
林舞輝インタビュー「旅の終わり」
著者等紹介
林舞輝[ハヤシマイキ]
奈良クラブ監督。1994年12月11日生まれ。25歳。イギリスの大学でスポーツ科学を専攻し、首席で卒業。在学中、チャールトンFCのアカデミー(U‐10)とスクールでコーチ。2017年よりポルト大学スポーツ学部の大学院に進学。同時にポルトガル1部リーグに所属するボアビスタのBチーム(U‐22)のアシスタントコーチを務め、主に対戦相手の分析・対策を担当した。モウリーニョが責任者・講師を務めるリスボン大学とポルトガルサッカー協会主催の指導者養成コース「HIGH PERFORMANCE FOOTBALL COACHING」でも指導を学ぶ。2019シーズンよりJFLに所属する奈良クラブのGMに就任し、2020シーズンからは監督を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
daiki goto
はんま
566
あめ