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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Isamash
28
走り高跳びのスペイン王者でバルセロナ五輪メディア本部長マルティ・ペラウナウ2016年著作訳本。グアルディオラがポジショナルサッカーを基本に置きながらドイツサッカーから新たなものを学びとっていく姿を描き面白く読めた。彼の敵の弱点を閉じこもって徹底的に研究し作戦を練り、それを練習に落とし込んでいくスタイルが興味深かった。シティでの采配を見るとクロップ監督様な高速カウンターも取り入れられ、更に監督として進化している様にも思える。次ジャパン監督には世界レベルの戦術に通じ、相手の弱点研究に熱心な監督を是非望みたい。2022/12/18
matsu
4
グアルディオラの仕事、サッカーへの姿勢、その人となりを非常に近い立場の著書が記している。ただ戦術などについては殆ど記述がないため、グアルディオラの戦術史を学びたい人には他の本をお勧めする。2017/07/07
ヒラノユウスケ
2
まるで哲学書。「サッカーにおける究極のチーム」を追い求め続ける求道者の頭の中を覗く。バルサで自分の哲学を確認し、バイエルンでそれが他文化の中でも通用するかを試し(結果通用した)、現在マンチェスターで真っ白なキャンバスにゼロから絵を描くことに挑んでいる。本文中でも例えられているが、それはまるで芸術家のようでもあり、宗教者のようでもある。「3年」という期間を過ぎ、マンチェスターでの契約を延長したのはまだまだやりたいこと、やれることがあるからなのだろう。引き続きやはりサッカー界は彼から目を離すことができない。2019/01/31
Attyaaaaan107
2
引用や心理描写が多く読むのにかなり時間がかかった。グアルディオラの人となりとどんな思考回路をしているのかかなりわかった気がした。グアルディオラはバイエルンでもバルセロナでも選手によって異なる戦術を持ち込み新しい理論を導入したが根本にあるのは「ボール支配と徹底したリスク管理、プレッシングによってゲームの指導権を握る」ことであるとよくわかった。前作も読んでみたい。2018/07/21
多分、器用です
2
前作の続き戦術の勉強になった。2017/09/14