内容説明
タイトルに使った「鑑識」という言葉には、「物の価値・本質を見分ける見識」という意味があります。本書では一流プロのこだわりの「目線」を紹介して、読者の皆様の「サッカー鑑識力」を高めていただきます。現役選手、現役監督、現役社長など5人のプロは、どこで何を見ているのか?それにはどんな理由があるのでしょうか?
目次
第1章 現役選手の目線―中村憲剛 川崎フロンターレ 2010年FIFAワールドカップ日本代表(試合中に斜め上から見ている感覚は、どうすれば掴めるのだろうか;事前情報はしっかり頭に入れて、本番ではリアルな情報を重視する ほか)
第2章 現役監督の目線―城福浩 FC東京監督 元U‐17日本代表監督(観る前に理解しておくべき“ベーシック”の重要性;万国共通のベーシックの上には、マイフェイバリットが積み重なる ほか)
第3章 クラブ経営者の目線―大倉智 いわきFC代表取締役 元・湘南ベルマーレ代表取締役社長(プロセス至上の異色の経営者。サッカーの見方は単純明快だ;理念を持っているのが片方だけだと、ハラハラドキドキの好ゲームは生まれない ほか)
第4章 アナリストの目線―白井裕之 アヤックスアカデミーのパフォーマンス・ゲーム分析アナリスト(主観ではなく客観的な眼差しこそ、サッカーアナリストのまさに肝;オランダのアナリストたちが問題発見に用いる「ゲーム分析」とは? ほか)
第5章 オシムの目線に学んだ愛弟子―間瀬秀一 ブラウブリッツ秋田監督 イビチャ・オシム氏の元通訳(オシムの思考を先読みすべく、こだわったのが目線の共有;オシムが求めていたのはトレーニング中の戸惑い ほか)
著者等紹介
大塚一樹[オオツカカズキ]
1977年新潟県長岡市生まれ。大学在学中から作家・スポーツライターの小林信也氏に師事。独立後はさまざまな分野の執筆、編集、企画に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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