サッカー代理人 ジョルジュ・メンデス

クエスタ，ミゲル〈Ｃｕｅｓｔａ Ｒｕｂｉｏ，Ｍｉｇｕｅｌ〉/サンチェス，ジョナタン【著】〈Ｓ´ａｎｃｈｅｚ Ｍｏｒａ，Ｊｏｎａｔｈａｎ〉/木村 浩嗣【訳】

ソル・メディア（2015/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 269p／高さ 19cm
• 商品コード 9784905349242
• NDC分類 783.47
• Cコード C0095

内容説明

君はどこでプレーしたい？数々の無名選手に“奇跡”を起こしてきた魔法のフレーズ。“奇跡を起こす男”の人脈は、欧州サッカーの「未来」を創る。当事者たちが全面協力したメンデス公認本。大物移籍の知られざる舞台裏とは―？

目次

第１章　ゼロから人脈を築く“魔法”（“メンデス効果”で移籍市場を創造する；時代を先取りする男の原風景　ほか）
第２章　イングランドに架ける橋（新天地への窓口となったケニヨン；リカルド・カルバーリョ、“ファミリー”の成功物語　ほか）
第３章　ロナウドとともに世界の頂点へ（１７歳の「才能の塊」ロナウド発見、母親を陥落；いざ冒険へ。ファーガソンとの初対面で交通事故！　ほか）
第４章　名門クラブと監督の最高の仲人（メンデスの唯一無二のベンチ；モウリーニョとの最初のビジネスはサメとともに　ほか）
第５章　無名選手をスターにする錬金術（メンデスの宝石たちが形作る星座；現代のおとぎ話を実現したハメス・ロドリゲス　ほか）

著者等紹介

木村浩嗣［キムラヒロツグ］
編集者、コピーライター等を経て１９９４年からスペイン・サラマンカへ。１９９８年、１９９９年とスペインサッカー連盟のコーチライセンスを２年連続で取得し、７年間少年チームを指導。２００６年９月に帰国して、『ｆｏｏｔｂａｌｌｉｓｔａ』編集長に就任。２００８年１２月からスペイン・セビージャに拠点を移し、特派員兼編集長となる。２０１５年７月から編集長を辞し、フリーに（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Humbaba]

関係者の少ない社会においては、評判を落とすような行為をしてしまえば長期的には利益を少なくしてしまう。相手を騙すような手口は最初のうちは通用しても、それが知れ渡れば何もできなくなってしまう。だからこそ相手のことを考えて双方が納得行くまで議論を続けて合意するという時間のかかる方法を選ぶことが大切になる。

2015/11/03

[Takashi Naito]

代理人業界でメンデスがのし上がったサクセスストーリーと選手・監督とメンデスのエピソードをまとめたものの2部構成。 メンデスと今までの代理人の一番の違いは、元選手の経験からより選手に近い気持ちで接すること。クラブから金を巻き上げるため移籍交渉するか、選手が腐らないように移籍交渉するかの違い。メンデスは兄貴肌で義理と人情に厚いイメージを持った。 コエントラン、ディマリア、ロナウド、ペペ、ハメス・ロドリゲスなどマドリーに関する選手の話が多く個人的には満足。

2015/08/26

[lop]

ジョルジュメンデスは移籍金の高騰の原因の一人であると思ってるのであまりいいイメージはなかったですが、クライアントの選手だけでなく、監督、クラブ側のフロントからも称賛されていることに驚きでした。 影響力は言わずもがなですが、凄くいい代理人であるようでした。 ただこの本以外の情報を踏まえると欠点は移籍金を高騰させてる一員ということとクライアントの選手以外からの評判が芳しくないというところですね。 （チーム内でメンデスの選手たちで固まっているところなど)

2017/07/24

[くま]

ジョルジュの成功を本人以外からのインタビューで構成した本。とにかく仕事ができて、誠実で、家族同然でということが手を変え品を変え書かれているだけで胡散臭いが、翻訳者木村さんがあとがきで書いているように、語る人の有名さと数の多さと際どい話題で「ややっ、この人まで！？」という楽しみ方ができる。豪華すぎてうっとり。クライアントでいうと、クリスティアーノ、ハメス、ヌーノ、モウリーニョは前半で、後半はペペ、ディエゴコスタ、ディマリア、コエントラン、モウティーニョ、ミゲルなどなど。ファーガソンも！

2015/10/08

[ワッカーパパ]

モウリーニョ、ロナウドをはじめとする今をときめく多くのサッカー選手や監督の代理人を務めるジョルジュ・メンデスについての評伝。彼に対して誰一人としてネガティブな言葉を発しなかったのは、ジョルジュの人柄－「人生に不可能はない。努力と献身と誠実さがあればすべては成し遂げられる」と信じて動いてきた彼に対する尊敬の念からだろう。レアル・マドリードに移籍したペペのエピソードの項に、印象深い一節があった。「誰もが夢を持っている。叶うか叶わないかの違いは夢の方へ走っていく者と、夢がやって来るのを待っている者との違いだ。」

2015/07/23