内容説明
東大入学式講演、「暗闇の思想1991」ほか、ひとりの生活者として発言・行動しつづけた記録文学者が、今改めて私たちに問いかける。
目次
暗闇の思想
1 私の現場主義
2 豊前火力と闘う
3 暗闇の思想 一九九一
4 私はなぜ記録文学を書くか
5 伊藤ルイさんを語る
6 弱い人間として
7 私の中の弱さとの闘い
著者等紹介
松下竜一[マツシタリュウイチ]
1937‐2004。歌文集『豆腐屋の四季』でデビュー。豆腐屋を14年間続けた後、1970年、“模範青年”を脱皮して、作家宣言。生活(いのちき)の中の小さな詩を書き綴ったエッセイと、重厚な記録文学を書き続ける。「暗闇の思想」を提唱して豊前火力反対運動・環境権裁判を闘い、『草の根通信』を31年間発行、反戦・反核・反発原の闘いに邁進する
藤永伸[フジナガシン]
1956年、熊本県三角町生まれ。1987年、広島大学大学院修了。現在、ジャイナ教研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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